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裏声・ファルセットの発声法と練習方法

2017/04/24

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール
ボイストレーナーのフルカワです。

今回は、【裏声・ファルセットの発声法と練習方法】というお話です。以前の【ファルセットとヘッドボイスの違い】という記事と内容がやや重なってしまいますが、今回は裏声・ファルセットをより詳しく掘り下げてお話していこうと思います。

まずは裏声・ファルセットの定義なんですが、これは以前の記事でも述べたように、明確な定義というのは非常に設定しにくいものです。専門家によっても解釈が違い、意見が分かれることも多く、そもそも何となく広まった感覚的な言葉だから厳密な定義なんてものは存在しない、なんていう専門家もいるくらいです。したがって、あえてざっくり定義付けするとすれば、弱々しく息漏れの多い声である、くらいになるんだと思います。

裏声の発声時の声帯の動きとしては、声帯を引き延ばす筋肉が働くことで、声帯自体が薄く長く伸ばされます。振動する部分が薄くなるので、表の声より楽に高い音が出せるようになります。ギターの弦に例えると、太い弦が低い音を出し、細い弦が高い音を出す感じと同じです。したがって、音色はとてもか細くなり、豊かな響きを持った太い声を出すのには向いていません。また、裏声は息漏れが多いので、息漏れの少ない表の声に比べると音程や声量のコントロールが難しいとされています。しっかりとトレーニングを積んで表の声ハーフトーンボイスと同じくらいコントロールができるように頑張りましょう。

それではその裏声を上手に使えるようになるための練習方法を紹介します。裏声は高い声を出す時に使うイメージが強いと思いますが、当然低い声も鳴らすことができます。なのでいきなり高い音から練習するのではなく、自分が無理なく出せる音域で、喉の筋肉をリラックスさせつつ、息漏れを多くしながら、小さな声で発声練習をしていきましょう。母音『o(オ)』や『u(ウ)』で少しずつ声を伸ばしていきながら、息の量や力の加え方を微調整していきましょう。また、裏声は意外と日常生活でも使っています。あくびをする時や、パーティーなどで主役を冷やかす時、湯船に使ってホッと一息ついている時など、思わず裏声になっている時もあるかもしれませんし、何気なく歌っている鼻歌が高音域になっ
た際に、自然と裏声になっているなんてケースもあるかもしれませんね。

また、裏声の習得に限らず、歌を上達させるために私が個人的に最も大事だと思っていることは、モノマネをすることです。スポーツなどでも理論的な筋肉や身体の動かし方を習って実践につなげていくやり方と、自分よりも上手な人のプレーを見て真似していくやり方があるように、裏声がある程度出せるようになってきたら、裏声を上手に出している人の歌を聴いて実際に真似しながら近づけるやり方が最も良い方法なのではないかと思います。いきなり上手にできなくても構いません。真似しやすいところから始めていって少しずつコツをつかんでいってもらえればと思います。以前の【ファルセットとヘッドボイスの違い】という記事にも色んな動画を紹介していますので、参考にしていただければと思います。

それでは!今日も良いボイトレを!