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リップロールの基礎・腹式呼吸

2018/08/01

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の篠遠恵美先生
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのめぐみです。

今回は、リップロールについてお話ししたいと思います。

いまレッスン受けている方はご存知かと思いますが、発声練習の時、腹式呼吸の確認などした後は、まずリップロールからレッスン始めると思います。リップロールとは、唇をプルプルプルプル震わせる練習です。なぜやるかというと、一定の空気を吐く練習のためです。歌が上手い人は、一定に息を吐けるのです。リップロールは一定の息が吐けないとプルプルが止まってしまうので分かりやすいからやります。もう一つのやる理由は、声帯のリラックス効果があるからです。アーティストのメイキング映像などで、リハーサル合間にリップロールやる姿を見たことはありませんか。ただ一定にプルプルする人や音階に合わせてプルプルする人。歌う前や発声の合間はやはりリップロールこまめにやると良いと思います。たまにレッスンで、リップロール苦手な方がいます。出来ない理由は、大抵、ほっぺに空気が入ってしまっているか、唇に力が入ってしまっているからです。そういう時は、人差し指を両指たてて、唇を下から支えてみてください。そうすると唇に力が入りにくく、ほっぺに空気が入りにくく、リップロールがすぐ出来る人が多いです。後は腹式呼吸を意識しながら正しく一定の息が吐けたらリップロールは続けて長く出来るはずです。まずは5秒。次は10秒。そういった感じで細く長く裏声でまずリップロール出来ると良いですね。その後は音階に合わせて練習してみましょう。そうして最終的には、リップロールもナチュラルな声帯の位置で前に抜けるように鳴らしましょう。これに関しては、レッスンで正しい位置で鳴ってるかトレーナーに見てもらいましょう。

実は私も昔、リップロール長く続けて出来ませんでした。3秒ぐらいしか続きませんでした。ですが1日5分でも練習すれば一週間くらいですぐ出来るようになりました。リップロールは人前でやるものでもないので、指使って出来れば何も問題ないと思います。出来ない人がいれば、やはり声帯のリラックス効果もあるので出来ると得なので、ぜひ苦手な方は試してみてください。慣れてきたら指の支えなしでもやってみてくださいね。

毎日練習続けてる方、たまに息詰まってしまう時もあるかと思いますが、楽しくなれば何も続かないので、楽しく歌っていきましょう。毎日暑い日が続きますが、体調には気をつけて素敵な一日をお過ごしください。

 

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