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歌う時の姿勢について

2016/12/12

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール
ボイストレーナーのフルカワです。

今回は、【歌う時の姿勢について】というお話です。

小学校や中学校の音楽の授業などで、合唱を経験された方はとても多いと思います。
「足を肩幅に開いて…」「腹筋と背筋を使って体を起こして…」「顎を引いて…」という感じで、
具体的な指導を受けたことのある方も多いかもしれません。

合唱などのクラシック寄りの歌唱法では、声を上半身(胴体)に響かせて発声するので、
どんな姿勢で呼吸し、どのように歌声を響かせていくのかが重要になるというのは言うまでもありませんが、
ロック・ポップス型の発声法においても、どんな姿勢で歌うのかはとても重要なポイントです。

姿勢が悪くなってしまうと、肩周りや首回り余計な力が入って疲れやすくなってしまったり、
呼吸がスムーズにできなくなって、すぐに苦しくなってしまうこともあるかもしれません。
今回はボーカリストにとっての理想的な姿勢や、それを実現するための具体的な方法について書いていきたいと思います。

ロック・ポップス型の発声における理想的な姿勢を追求していく上で最も大切なのは、
自然体(リラックスしている状態/緊張していない状態)であること。
そして、腹式呼吸がしやすい姿勢であること。この二つです。

一般的に「良い姿勢」だとされる姿勢が、自然体であるとは限りません。
初回の記事でも書きましたが、頑張っている状態というのは無駄な力が入っている状態でもあります。
当然腹式呼吸もままなりませんし、リズムに合わせて身体を揺らすこともできません。

もちろんあまりにリラックスしすぎて見た目的にだらしなさすぎるような姿勢ではダメですが、
身体への負担が少なく、リラックスして歌いやすい姿勢を見つけていきましょう。
自分に合った姿勢を見つけていくというのも、ある意味立派なボイストレーニングです。

リラックスした状態を感じることができるようになる身体の動かし方をいくつか紹介します。
まずは両腕を高く上げ、ぐーっと大きく背伸びをして、ストンと下に手を下ろします。
これは立っていても座っていても出来る方法なのでとてもオススメです。
また、立って足を肩幅に開いて両手をダランと下げ、胴体に巻き付けるようにして左右に振ってみたり、
手を洗った後水を切るような感じで両手を振ってみたりするのもオススメの方法です。
この時、足はがっちり固めておくのではなく、重心の移動とともに自然に動かすと良いでしょう。

そして実際にどんな姿勢が良いのか探っていくわけですが、結論から言うと人それぞれです。
体型や骨格の違いなどがあるので、これがベストだと限定しづらいんですね。

ただ、you tube などでライブの動画を見て、様々なミュージシャンの姿勢を真似していくことで、
自分に合った歌いやすい姿勢に近づくヒントが得られるかもしれません。
立ち方、座り方だけでなく、口の開け方、顎や頭の位置や角度から、
リズムに合わせてどのように身体を動かしているかまで観られるといいと思います。

いくつか具体例を動画と共に挙げてみようと思います。

まずはStingです。立ち姿が美しいボーカリストとして個人的に真っ先に思いつくのがこの人です。

https://m.youtube.com/watch?v=aoPz5gzQzNc

あまり大きく身体を動かしているわけではありませんが、とてもリラックスしていますよね。

次にクリスマスソングのデュエットです。Christina Aguilera と Brian McKnight の二人が座って歌ってます。

https://m.youtube.com/watch?v=ftva4G2vmDw

Christina Aguilera は最初脚組んじゃってますね…。

以上のように色んな動画を観たり、実際にライブやイベントに行ってみたりして、
ミュージシャン達がどういう姿勢をしているのかをチェックして取り入れるところからスタートしましょう。
自分の身体に合った姿勢を、自分自身で、またはトレーナーと共に探っていっていただければと思います!

最後に沢山のボーカリストが共演している動画を二つ挙げて終わりたいと思います。

https://m.youtube.com/watch?v=M9BNoNFKCBI
https://m.youtube.com/watch?v=Glny4jSciVI

それでは!今日も良いボイトレを!