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「頑張る」の弊害

2016/11/15

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのフルカワです。

本日より始まりましたボイストレーニング講座。
このボイストレーニング講座は、私フルカワがボイストレーナーとして大切にしているモノゴトや、
ボーカリストならば知っておいてほしいと思う基本的なモノゴトについて、
思うがままにつらつらと書き連ねていくものです。

このボイストレーニング講座が、悩めるボーカリストさんの成長の手助けになったり、
考えるキッカケだったり、知識の補完になったりするといいなと思っています。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。

まず初回は、【「頑張る」の弊害】というお話です。
これは私フルカワが、レッスン時には必ず生徒さんにお話しするものであり、
音楽をやるうえで最も大切にしていることのうちの一つです。

「頑張る」という言葉。
それ自体はとても良いものだと思いますし、個人的には嫌いじゃない言葉です。
ただし、使い方を誤ると良くない方向に行ってしまいかねない言葉だとも思います。

歌うことにおいて最も大事なのが、自然体であること。
無駄な力が入っていなくて、リラックスできていることが大事なんですが、
頑張っている状態って、それができていない状態でもあるんですね。

例えば、「気をつけ」の姿勢がありますね。
あの姿勢ってとても良い姿勢に見えて、結構身体中至る所に力が入っていて、
全神経を集中させて頑張らないとできない姿勢の一つですよね。
この状態で歌おうとすると。身体がガチガチで腹式呼吸もままなりませんし、
身体だけでなく、声帯もリズミカルに動かしにくくなってしまいます。

若い頃はとにかく必死で、頑張って頑張って、空回ってました。
上手に歌いこなしてやろう、音を外さずに歌ってやろう、
そんなことをばかり考えていたので、声も素直にマイクに抜けていかず、
周りの音もしっかり聴けてなくてリズムにも乗れず、無駄に疲れてしまうばかりで、
全然楽しくないライブをやっていたようにも思えます。

「頑張る」という言葉。悪くはないと思うのですが、
歌う時には、「丁寧に、真摯に向き合う」くらいがちょうど良いのかなと思います。
ボイストレーニングにおいても、その時ただ頑張るというだけではなく、
きちんと丁寧に積み重ねることの方が大事なのではないか、と思うわけです。

その頑張りが、きちんと報われるように、しっかりサポートしていきたいと思います。
せっかくボイトレやるんですから。リラックスして楽しくいきましょう!