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ボイトレ以外で音楽を学ぶ

2018/11/07

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の古川淳一先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのフルカワです。

今回は【ボイトレ以外で音楽を学ぶ】というお話です。

 ボイトレのレッスンを受けること以外にも、自分でもボイストレーニングをした上で、良い音楽を音源や動画やライブなどで視聴し、楽曲を分析していく・・・音楽の理解を深め、歌を上達させるためのインプットの、いわゆる王道だと思います。その他にもいろんな方法があると思うのですが、今日は最近私が個人的にとても気になっているインプットのネタを二つほど紹介致します。とてもお手軽なものですので、気楽に参考にしていただければと思います。

 まずはテレビ番組から。いわゆる歌番組が少なくなってきた昨今ですが、それでも私が毎週楽しみにしている音楽番組がありまして、「関ジャム 完全燃SHOW」という、テレビ朝日系で毎週日曜の深夜に放送されている番組です。この番組では毎週様々なミュージシャンやアーティスト、それを支えるクリエーターやスペシャリストが出演し、テーマに沿ってトークやセッションをしていくという内容で、結構深い内容まで掘り下げていってくれるので、毎回とても勉強になっています。私自身ボーカリストですので、ボーカル関連の内容の時は理解や共感ができることも多いですし、コメンテーターさんの切り口によっては「そんな解釈もあるのか・・・」と驚かされることもあります。ボーカル以外でもギター、ベース、ドラムをはじめとした楽器関連の話や、音楽のジャンルごとの話・・・ポップスやロックだけでなく、ブルースやゴスペル、クラシックやジャズ、アニソンや映画音楽やミュージカルまで多岐にわたっています。また「最近気になる曲」をそれぞれのジャンルのプロフェッショナルの方々が挙げて評価していったり、特定のミュージシャンや楽曲にフォーカスしつつ、歌詞のことやメロディ、アレンジのことなどを、時にご本人を迎えながら根掘り葉掘り聞いていったりすることなどもあり、かなりマニアックで本当に毎回面白いです。最近の放送ではクラシックとジャズとポップス、それぞれのジャンルのピアニストが一人ずつ集まり、それぞれの特色の比較をしたり、他ジャンルのスゴイところを語り合ったり、即興でのセッションなども盛りだくさんで、とても面白かったです。ぜひ機会があれば見ていただければと思います。

 次に、読書から。森下典子さんの「日日是好日 お茶が教えてくれた15の幸せ」という作品です。最近話題なのできっとご存知の方も多いのではないかと思います。本を読んだだけでなく実際に映画も見に行ったのですが、映像として観ることで文字だけではわからない音や色味の美しさも感じることができて、本当に良かったです。なぜこの作品を選んだのかとういうと、この作品は「茶道」についてのお話で、道を極める過程において、ボイストレーニングのみならず、歌や音楽を上達させるヒントが随所に隠されていたと感じたからです。あまり内容の話をするとネタバレになるので深くまでは書けませんが、茶道の上達におけるコツのようなものがボイストレーニングのそれと似ていたり、性格や人間性が所作に現れる話など、共感できるポイントが随所に出てきました。何度も深くうなづいて、ホッと穏やかな気分になれる映画でした。本だけでなく、映画でも楽しんでいただければと思いますし、もしお茶そのものを愉しむ機会があれば、ぜひ様々なことを五感で感じていただければと思います。

 テレビ番組と映画の話をしましたが、その他にも様々なインプットの方法があるのではないかと思います。生徒さん一人一人、音楽的なものでもそうでないものでも、これまでの経験がボイトレや歌に生きてくるということがきっとあるはずです。一見関係ないようなことでも、掘り下げていけば必ずと言っていいほど共通項が見つかります。レッスンのちょっとした休憩時などにそういった話ができたりすると、より一層豊かなレッスンの時間になるのかなと思っています。多角的、多面的なサポートができればと思います。楽しみながら頑張っていきましょう。