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歌う前のウォームアップについて

2016/12/02

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール
ボイストレーナーのフルカワです。

今回は、【歌う前のウォームアップについて】というお話です。

スポーツで体を動かす前にストレッチなどの準備体操をするのが大事なのと同様に、
歌う前にもウォーミングアップをするのはとても大事なことです。

声帯や喉の筋肉群がしっかり起きていない状態でいきなり発声をしてしまうと、
そのボーカリストの良さが発揮できないばかりか、声帯を痛めてしまいかねません。
じっくり様子を見ながら少しずつ良い刺激を与えることで、
歌う態勢が整いますし、良いトレーニングや良い歌に繋がっていきます。

今回はボーカリストにとって重要なウォーミングアップの、
タイミング(いつやるのか)や所要時間、具体的な方法について書いていきたいと思います。

 

まずはウォーミングアップのタイミングについてですが、
実際に歌い始める前にしっかりと時間をかけてやっておくことが大切です。
当スクールのレッスンにおいても、全てのメニューを行う前に必ず、
一定の時間をかけて入念にウォーミングアップを行っています。

また、朝起きてすぐ、身支度を整えた後などに出来るとより良いでしょう。
朝一番から声がスムーズに出せると、一日を気分良く過ごすことができますし、
歌う直前にウォームアップする時にも、とてもスムーズになります。

 

所要時間としては、少なくとも10分くらいはかけたいところです。
私自身は、自分の喉を起こす際には20分から30分くらいはかけるようにしています。

また、一気にトップフォームまで持っていかなくても良い、という意識も大事です。
先ほども書いたように、朝一度やっておいて、歌う前にもう一度やったり、
細切れの時間を見つけて少しずつやっていくというのも良いと思います。

焦らず丁寧に、様子を見ながら、自分と対話しながら進めていただければと思います。

 

具体的な方法ですが、
まずは声帯や喉を動かす前に、身体のストレッチをしておくことをお勧めします。

首や肩の筋肉が固まってしまうと力が入りやすかったり腹式呼吸がしにくかったりするので、
首をゆっくり回したり、肩を大きく回したりしてほぐしておきましょう。
また、スムーズな腹式呼吸を行うために、お腹や背中の筋肉も伸ばしたり動かしておくと良いでしょう。
ラジオ体操の動きなどを参考にしていただくと良いかもしれません。

舌の筋肉や表情筋も、ウォームアップできていない状態だと上手に発声できません。
舌をゆっくり前に出して引っ込めて…を繰り返しやってみたり、
母音(アイウエオ)の口の形を大げさにやってみたりしてほぐしていきましょう。

いよいよ声帯や喉周りの筋肉群のウォームアップですが、これは主にリップロールで行います。
リップロールは腹式呼吸で、かつ裏声で。負担無く声帯や喉を起こしていきます。
最初は小さめの声で、無理のない音域からからスタートし、
徐々に声を大きくしていったり、音域を広げていくと良いでしょう。
その際に、呼吸の量の変化や、声帯の動きの変化を感じながら進めていきましょう。

 

ちなみに、当スクールの受講生の皆様におかれましては、
上記の内容に加え、担当のトレーナーと相談しながら進めていただければと思います。
声帯や喉の筋肉の特徴や、発声時のクセも人それぞれですし、
「なぜボイトレのレッスンを受けているのか」や「歌い手としてどう在りたいのか」、
皆様それぞれ事情が異なってくることと思います。
より効果的なウォーミングアップの流れや方法を一緒に考えていくことで、
トレーニングだけでなく、歌のクオリティーもどんどん上げていきましょう!

それでは!今日も良いボイトレを!