ギターや弦楽器で、胴に近い高い位置で弦を押さえて演奏すること。
■バウンス bounce(米)
「弾む」「跳ねる」という意味で、音符を弾ませて演奏すること。特に、8分音符や付点音符を3連符にしてスウィング感を出すこと。
■ハ音記号 C-clef(英) C-Schlussel(独) clef de ut(仏) chiave di do(独)
音部記号の1つ。譜表上で1点ハ音の位置を示す記号。音域の応じて各線上に置かれ、第1線に置かれるものをソプラノ記号、第2線に置かれるものをメゾ・ソプラノ記号、第3線に置かれるものをアルト記号、第4線に置かれるものをテノール記号という。
■パーカッション percussio instrument(英) Schlaginstrument(独)
打楽器の総称。音律を持つ打楽器を持たない打楽器がある。音律を持つものは、主にマリンバ、シロフォンなどの鍵盤打楽器である。音律を持たないものは、素材によって、太鼓のように膜を振動させる楽器と、木や金属自体を振動させる楽器がある。太鼓のうちティンパニは正しく音律を調整できる唯一の楽器である。
■はしる (日)
走る。正しいテンポより速く演奏してしまうこと。特に、合奏などで他の演奏者より速くなって合わなくなる時に使うことが多い。
■ パート part(英)
声部のこと。また、合奏などで個々の楽器を示す時にもパートという。
ハード・バップ head bop(米)
1950年代のニューヨークの黒人によるジャズ。バップにブルースやゴスペル(黒人霊歌)の要素を加え、より洗練されたジャズ。
■ハード・ロック head rock(英)
1960年代後半にイギリスに起こった電気機器を用いた大音量のロック。1970年代に全盛となり、後のヘヴィ・メタル (→)の原型となった。
■バラード ballade(仏) Ballade(独) ballad(英)
1)中世フランスのシャンソンの形式。通常3節で各節は7~8行から成り、AAB、または AABAの形をとる。 2)ドイツの歌曲の「バラーデ」。主として中世の史実、架空のできごとやロマンスを題材として扱った物語風の自由な形式の歌曲。 3)詩を語るような様式の3部形式のピアノ作品にパッションやブラームスが使用した名称で、邦訳は譚詩曲。 4)イタリア語の「踊る ballare」に由来するイギリスの通俗歌曲。13世紀頃より舞踏的性格を失い、歴史的、物語的、風刺的要素をもつ独唱曲となり、16世紀に盛んに作曲された。また19世紀の上流社会で歌われた感傷的な歌曲で別名はヴィクトリアン・ソング。 5)今日のポピュラー音楽においてラヴ・ソング、特に求愛の歌をさす。 6)ジャズでの原曲の旋律を尊重しつつ即興することをバラード演奏と言う。遅いテンポのものはスロー・バラードと呼ばれる。
■半音 semitone(英) Halbton(独) demiton(仏)
全音の半分の音程。短2度または増1度。全音階中に含まれる半音を全音階的半音、変化記号による変化で作られた半音を半音階的半音と言う。
■パンク・ロック punk rock(米)
1970年代後半、ニューヨークとロンドンで相次いで起こった過激なロック。特にイギリスでは経済不況を反映して政治性やアナーキー性を帯び、より過激性、ファッション性を強めた。