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音楽用語と豆知識「ク」

音楽用語と豆知識

■グァラーテャ guarache(西)
現代キューバの最もポピュラーな音楽スタイル。トランペットとピアノにさまざまなラテン打楽器を加えたアップ・テンポの曲調に特色がある。

■組曲 suite(英・仏) Suite(独) partita(伊)
複数の小曲、あるいは楽章をまとめた楽器曲。古典組曲を、近代のオペラ、バレー、劇の付随音楽から自由に抜粋し、配列した近代の組曲がある。古典組曲はバロック時代の最も重要な形式のひとつで、舞曲の性格もいくつかの楽章から成り、全体は同じ調性で統一を図る。
主として鍵盤楽器とリュートのために作曲された、17世紀中頃のフローベルガーはアルマンド(独)-クラント(仏)-サラバンド(西)-ジグの国際的な形式を示し、これがバロックの標準的な組曲配列となった。
組曲には他にフランス風序曲(→)を冒頭にもつ管弦楽組曲、自由な性格のイタリアの室内ソナタ等があった。スウィート。

■クラヴィーア Klavier,Clavier(独) clavier(仏)
1)オルガン以外の鍵盤楽器の総称。チェンバロ、クラヴィコード、ピアノを意味するが、今日ではピアノを指すことが多い。 2)鍵盤楽器の鍵盤を指す。

■クラスター cluster(英)
2度以上で密集して作られた和音。全音の積み重ねでも半音の積み重ねでも作ることができる。ヴァイオリンなどの弦楽器では、半音よりさらに小さな音程でクラスターを作ることができる。

■グラム・ロック glam rock(英)
1970年代、イギリスを中心に流行したロック・スタイル。センセーショナルなファッションに特徴があり、後のヘヴィ・メタル(→)やパンク・ロック(→)に影響を与えた。デヴィット・ボウイがその代表的なミュージシャン。

■クリシェ cliche(仏)
編曲技法の1つ。同一のコードが長く続いてる時、単調さを避けるため半音階や全音階のラインをおくこと。これをクリシェラインという。単音のクリシェはメロディック・クリシェ、ベースにおかれる場合はベース・ライン・クリシェといい、2音以上の場合はハーモニック・クリシェと呼ぶ。

■グレゴリオ聖歌 cantus gregorianus(羅) Gregorian chant(英)
典礼聖歌の整備に貢献したと言われるグレゴリウス1世( 590~604在位)の名に由来するローマ・カトリック教会の典礼のためのラテン語単声聖歌。キリスト教的古代から今日まで歌い継がれ、宗教作品のみならず、他の作品にも旋律を提供してきた。

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