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【高音の出し方について】

2023/01/04

東京のボイストレーニングスクールM&N Bit Of Sound講師の小林先生こんにちは。東京・吉祥寺 M&N Bit Of Soundボイストレーニングスクール ボイストレーナーのけいこです。

高い声が楽に出るようになりたい、又は、昔出たのに出なくなった、、という理由でボイトレを始める方も多いようです。今回は高音の出し方について考えてみたいと思います。

出しにくい理由の一つとして、声帯の位置がずれている場合が多いです。そして、当スクールのボイストレーニングでは、高音を出しやすくするトレーニングとして、「ネィ」のトレーニングがあります。「ネィ」は、声帯を閉める筋肉、まわりの支える筋肉を鍛え、音域を広げて、エッジがつきやすくなり、声帯の筋トレのようなものになってきます。コントロールできるようにすることで、高音も鳴らしやすくなっていきます。また瞬発力が上がったり、パンチの効いた表の声が鳴らせるようになったり、肺から声帯へ送られてくる息の量が多くなっても、その量に負けずに閉めれるパワーが作れるようになったりと、とても重要なトレーニングとなっています。声帯を閉める筋肉が弱いと、高音を出した時に、声が震えたり、声帯が一瞬開いて、声がひっくり返ったりします。

そして、その声帯を閉める筋力が整ってくると、歌う時に、徐々に閉めたり、声帯を柔らかく使うことも出来るようになります。高音はどれだけ声帯を細く(狭く)、コントロールしながら閉めれるかがポイントになってきます。声帯の位置が引いて(落ちて、下がって、開いて)閉めると、苦しく出しにくなり、喉に負担もかかります。ここでもっとも重要なのは、ナチュラルな位置のまま閉めていくことです。閉めすぎや上げすぎると、キンキンした音になり、無駄な力も入ります。逆に、声帯が閉まり切れていないと、空気の通る道が広くなり、弱く息のまじった音になります。徐々に高音が出るようになっていく過程を焦らず、トレーナーと確認しながら、トレーニング頑張ってください。

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