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リップロールについて

2021/01/05

こんにちは。東京のボイストレーニングスクールM&N Bit Of Sound講師の小林桂尉子先生
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのけいこです。

今回は、トレーニングの最初に行うリップロールについて、確認してみましょう。

まず大事なポイントは、声帯の位置は、ナチュラルな位置で行うことです。

喉をリラックスさせるために、楽に裏声でのリップロールで、高いとこから低いところまで無理なく軽く出すと良いでしょう。頬に空気が溜まると上手く出来ないので、苦手な人は、指で頬を押さえて補助してあげるとよいです。

ウォームアップでは、トレーニングでやっているパターンで5分位やれるとよいです。空気の吐き出す量が確認しやすいので、腹式呼吸で行います。体に響いている場合や、途切れて上手く唇が震わせられない時は、声帯の位置がズレている場合があります。

声を出して、声帯の位置がズレた場合、ナチュラルな位置にもどす為にリップロールをします。同じフレーズをやってみたり、曲のメロディをリップロールでやってみるのも、力が入りにくくなり良い練習になると思います。

リップロールとタンロールは両方やって良いか?という質問がたまにありますが、タンロールは、クラシックで使われるやり方です。イタリア語等のRの発音は、巻き舌で発音しなくてはならないのと、喉を開きやすくするために行うので、ポップス系を歌う際にこれは効果的ではありません。リップロールだけ行いましょう。

リップロールは、正しいやり方でやらないと意味がありません。正しいリップロールのやり方を覚えて、今日もボイストレーニングに励んでください。

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