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普段の練習の仕方

2018/10/24

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の篠遠恵美先生
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのめぐみです。

今回は、普段の練習の仕方についてお話ししたいと思います。

レッスンをしていると、普段どんな練習をしたらいいですか?と聞かれることが多々あります。特にレッスンを始めたばかりの方に聞かれることが多いです。確かに最初はレッスン以外でどんなことをしたらいいか分からないと思います。私の経験も踏まえてお話しさせていただきます。以前ゆき先生のボイストレーニング講座の【初心者の方が自宅で出来るトレーニング】でも詳しくお話しされていますので、合わせて参考にしてみてください。

まずは簡単に、レッスンでやっていることをそのままやってほしいです。腹式呼吸を意識しながら裏声のリップロールでリラックスしてのどを起こしていき、ナチュラルな位置裏声をならしていき、ハミングで倍音を整えていき、ネイで声帯の筋トレをして、また裏声、ナチュラルな位置で表声をならしていき、裏声、表声、裏声、表声を交互にやることで声帯のストレッチをして、最後はハーフトーンボイスをナチュラルな位置で慣らしていく。

レッスンをなさっている方はもうご存知かと思いますが、毎回だいたい同じ内容の発声を繰り返しやっていると思います。これが大事なのです。そして、順番も全て意味があるので、やはりレッスンでやっている通りの順番、内容でやってもらいたいです。ただレッスンは毎回1時間ですが、時間がなければ30分、15分でも良いと思います。どれだけ長く練習するかではなく、どれだけ細かく丁寧に練習するかが大事です。間違った方法で続けてしまうと変なクセがついてしまったりしてしまいます。

断ってレッスンを録音できれば録音させてもらうのも一つの方法です。そうしたら、レッスンがそのまま残るので、それを聞いて練習出来ると思います。楽器を弾けなくても大丈夫です。録音したのを聞きながら一緒にリップロールから始めていき、例えば今日はハミングを頑張ろう!と決めたら、ハミングを重点的に、聞いて真似しての練習をしてみてください。真似というのも、声質を真似するのではなく、どうしたらこの音が出るのか、どう鳴らしているのか、の真似です。どうしても週1回や月何回かのレッスンだと、最初のうちは、感覚を忘れてしまうと思います。カラオケで練習しに行っても、すぐ歌い出すのではなく、発声は運動前のストレッチと同じなので、録音したのを聞いて、真似しての繰り返しをして、感覚をつかんでから歌ってみてください。

ぜひ参考にしてください。本日も楽しいボイトレを!