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【声の出る仕組み】

2021/12/01

こんにちは。東京・吉祥寺 M&N Bit Of Soundボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆみです。東京のボイストレーニングスクールM&N Bit Of Soundボイストレーナー小瀬川祐美先生の写真

ビットオブサウンドでは日々ボイトレで喉や声帯のナチュラルな鳴らし方、位置、筋トレ、ストレッチ、裏、表、ハーフトーンなどそれぞれのメニューを複合的にトレーニングすることで喉を作りコントロール能力を高めていきますが、今回はその少し前、「声の出るしくみ」について改めて考えみようと思います。

声は声帯が振動することで出ます。
声帯は二枚の膜が両手の人差し指を二本並べた又は閉じた唇の様な感じで並んでいるような形をしています。

鼻や口から入った空気は気管を通り声帯を通過し肺に入ります。この時声帯は一回開き、空気が通り終わると自然に閉まります。
吸う空気、吸気です。
逆に、肺に入った空気が出ていく時、閉じた声帯を下から上に通過し弁を吹き上げ押し拡げて出ていきます。
吐く空気、呼気です。

声帯の弁は下から上にしか動かないため、呼気で振動します。吸気では声帯が開くだけ、呼気で声帯が押し拡げられぶつかることで振動した音が口から出ていくのが「声」になります。
なので、通過する空気が多かったり強ければぶつかりが大きくなり大きな声、強い声が出て、通過する空気が少なかったり弱いとぶつかりが小さくなり小さな声、弱い声になります。
歌や声で表現をする場合大きさや強さは表現力になりますので、声帯に通す空気の量や強さをコントロールすることもとても大切です。

ビットオブサウンドではリップロールによって自然な空気の流し方や配分のコントロールをトレーニングしていますが、声を出そう!と一生懸命になってしまい自然な呼吸がしにくい場合は、「声を出すために息をする」のではなく、「息が流れるから声が出る」んだ。と逆から考えてアプローチしてみるのもいいと思います。

声帯の写真や動画はインターネットなどでもたくさん見れるので興味があったら是非見てみて参考にしてくださいね。

 

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