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【発声練習を歌に生かせるように】

2021/08/01

東京のボイストレーニングスクールM&N Bit Of Sound講師の山田由紀先生の写真こんにちは。東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆきです。
今回は発声練習と歌との関係を考えてみたいと思います。
ボイストレーニングをしている方は、もちろん歌うことを目的にしていると思います。ボイストレーニングを始めて、発声練習にも慣れてきて、ノドの位置も何となく分かってきたし、以前は出なかった高さも出るようになってきた。でも、歌になるとどうしても緊張して…という経験はないでしょうか?
特にレッスン時に歌うときは、ヘットフォンをつけるので、マイクを通った自分の声がダイレクトに聞こえてきます。この声は純粋に外に聞こえている声で、普段自分の体に響いている声がない分、初めは違和感を感じると思います。カラオケの時とも違いますよね。あまり自分の声を気にして聞きすぎてしまうと、「今少しずれたな」とか「力んでるな」とか色々考えすぎてしまい、余計に力が入ってしまいます。歌う時は演奏を聞くことも大切なので、自分の声にこだわり過ぎず、確認するくらいの感覚で聞くのがいいかもしれないですね。
先日オリンピック予選を見ていたら、体操の選手が試合後の会見で「縮こまってしまうといけないと思い、思いっきりやることを目標にがんばりました」というようなことを言っていて、歌うことと同じだなと思いました。Rihiro先生が「歌は身についていることしか出ないからね」と言われていましたが、ノドの筋肉がのびのびと動ければ、発声練習で身についていることはできますよ。『どういう風に歌うか』より『どういう状態で歌えるか』に意識を向けてみると、何か変化があるかもしれません。
これからも、ひとりでも多くの方が気持ちよく歌うことができるようにサポートしていきたいと思います!

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