講師コメント　2014/5/14更新

こんにちは、ゆきです。
声帯とは、わずか2センチほどの大きさのひだで、
それに空気を通すことで震え、2オクターブ以上の音が出ます。
そして美しいメロディーを奏でることができます。
それを思うと、いつも不思議な気持ちになります。

その声帯周辺の筋肉をコントロールするには、声を出すときの意識が大事になってきます。
声帯に意識を向け、なるべく喉が自然な状態でいられるように意識する。
自分の感覚を大切にします。

レッスンでは約1時間、じっくりと声を出しますが、週に1回や2回、
真剣にやったとしても、それだけではやはり限界があるので、
レッスン以外でのトレーニングは大事です。
「よし！今から声を出そう」とレッスン通り進めるのは理想ですが、
時間や環境的には難しいこともあります。
でも、何かをしながらならいつでもチャンスはあります。
例えば、出かける準備をしながらや、通勤中の自転車でリップロールをする。
人のいない時を見計らって、私もやっています(笑)。
料理をしながらや、お風呂に入りながら声を出してみる。
普段声を出すときに少し声帯の場所を意識してみる。

ボイストレーニングを続けるのは、とても地道な作業ですが、
やればやるほど変化があるのが楽しいところです。
そして声帯が楽器なので、思いついたらいつでもできます。

その変化や感覚が正しい方向に向かっているかを聞き分け、
皆さんが少しでも気持ちよく歌えるようにサポートしていきたいと思います！