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Archives for : 3月2017

ミックスボイス・ミドルボイスの発声法と練習方法

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール
ボイストレーナーのフルカワです。

今回は、【ミックスボイス・ミドルボイスの発声法と練習方法】というお話です。

今回もボイストレーニング界隈でよく耳にする(目にする)専門用語の解説をしていきます。地声裏声の中間に位置している発声法として、一般的にはミックスボイスとミドルボイスという言葉がよく使われていますが、当スクールではハーフトーンボイスという言葉を主に使っておりますので、まずはその違いから説明していきたいと思います。

ミックスボイスやミドルボイスというのは、裏声を強めに発声しているものであるとか、地声と裏声を混ぜたものであるというふうに定義されることが多いのですが、ハーフトーンボイスというのは、裏声でもなく地声でもない、全く別物の声であるという理解をしていただければと思います。ミックスボイスやミドルボイスは地声に裏声を混ぜていくような発声をするので、音が高くなっていけば自然と裏声になってしまいますが、ハーフトーンボイスというのは、音域がどこまで高くなってもハーフトンボイスのままですし、逆に音域がどこまで低くなってもハーフトーンボイスのままです。したがって、地声で音を高くしていくと裏返ってしまったり、裏声を低くしていくと地声に戻ってしまうポイント(換声点)が存在しません。正しい声帯の使い方さえ出来れば、音域の限界点までそのままの声で発声できてしまうのがハーフトーンボイスです。私の個人的な感覚だと、表の声ほどパンチの効いた声ではないけれど、裏声よりも芯のある歌声であるという印象です。

ハーフトーンボイスの時の声帯の動きは、地声の時と裏声の時のちょうど中間のような感じになります。地声の時には声帯を閉じる筋肉を働かせながら短く分厚い状態にして発声していきますが、裏声の時には声帯を伸ばして振動する部分を薄くしながら発声していきますので、厚くもなく薄くもない中間の状態を保ったままで発声するという感じです。(これはなかなか言葉だけでは理解に苦しむ部分だと思いますので、実際にトレーナーに発声してもらうか、参考となる音源を聴いてイメージを膨らませ理解を深めるしかないと思います。参考音源はまた次回。)

ハーフトーンボイスで歌うことのメリットについてですが、まずは先ほど述べた「換声点」が存在しないことによって、高い音から低い音までほぼ同じような声質で歌えるので、歌に安定感が出てくるという点です。低い音域の部分は力強く歌えているのに、高い音域になった途端に裏声混じりの弱々しい声になってしまう、などという悩みも改善することが可能です。また表の声ほど発声するときに力を使わないので、無駄な力が入るなど疲労が蓄積するリスクも少なくできますし、裏声よりも息漏れが少なく発声できるので、長いフレーズを一息で歌いきれるようになったり、ロングトーンもやりやすくなります。そしてハーフトーンボイスは、話すように自然に発声することができるとも言えるので、スピードが速かったり言葉数が多い楽曲にも対応しやすい発声になります。ナチュラルな声帯の使い方が出来ずに息の混ぜ方や力の加え方を間違えてしまうと不安定になってしまうというデメリットこそありますが、しっかり練習して声帯の使い方を習得した上で上手にコントロールできるようなりさえすれば、おそらくポップス系の楽曲を歌う上で最も便利な発声法であると言っても過言ではないでしょう。

ではここで、ハーフトーンボイスを上手に鳴らすための練習法を紹介します。まずはリップロールを使います。無駄な力が抜けてリラックスした状態でリップロールを正しく鳴らせている時、それは大抵ハーフトーンボイスにかなり近い発声になっているはずです。その時の声帯のリラックスした感じを保ちつつ、低い音から高い音にゆっくり上がっていったり、高い音から低い音にゆっくり下がっていったりします。その際に、力の加え方、声帯の位置、息の吐き具合が、音程にかかわらず出来る限り一定になるように気をつけましょう。また、換声点の付近の音域で不安定にならないように注意しましょう。次は息声です。これは表の声を出している時よりもかなり力を抜いた状態で、音量は小さめで、息を多めに混ぜながら発声する練習法です。低い音の方が息をより混ぜやすいので、低い音からスタートして高い音までゆっくり上がっていきます。この時、高い音になってもなるべく力の加え方と音量は変えずに、そのまま高くしていきましょう。そして高い音になった時に裏返らないように気をつけましょう。低い音を出している時よりも少し力を加えるような感じになっても構いません。そしてその時に混ざる息の量も少し減ってしまっても構いません。力を入れすぎて表の声にならないように、そして先ほども述べたように裏に逃げないように、上手にコントロールしながら、楽に鳴らせるようにしていきましょう。また、ハーフトーンボイスが上手に鳴らせているかどうか、ナチュラルな発声になっているかどうかは、なかなか判断するのが難しいです。トレーナーと丁寧に確認していきながら、少しずつ完成度を上げていきましょうね。

それでは!今日も良いボイトレを!

講師コメント 2017/3/27更新

M&N Bit Of Soundボイストレーニングスクールでレッスンをするボイストレーナーのコメントを紹介。
随時更新していきます。

 講 師 か ら コ メ ン ト 

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのめぐみです。篠遠恵美先生の写真

早いもので3月ももう終わり、東京・吉祥寺もいつの間にか春らしくなってきましたね。
花粉はつらいですが、大好きな桜の季節ですので、お花見楽しみましょう。

さて、私にとって毎日にかかせないものがあります。それは…ボイトレです!
体調が悪くてやらない時もありますが、短い時間でも毎日丁寧にトレーニングしています。
いつも何かしら発見があります。
小さな変化にも気付けるように録音するといいですよ。
自分の声を客観的に聞いてみましょう。

今日も楽しいボイストレーニングを!

 

 

 

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講師コメント 2017/3/20更新

M&N Bit Of Soundボイストレーニングスクールでレッスンをするボイストレーナーのコメントを紹介。
随時更新していきます。

 講 師 か ら コ メ ン ト 

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆきです。山田由紀先生の写真

3月も半分を過ぎたというのに、まだまだ寒いですね!
こちら東京・吉祥寺も、先週は曇り空の日が多かったり、
晴れていても冷たい風が吹いていたり…春はまだ少し先のようです。

卒業式シーズンになり、袴姿の方を見かけるようになりました。
先週、私の娘も無事に卒園式を迎えることが出来ました。
家では卒園式で歌う曲の練習していて、当日ガチガチに緊張しながらも一生懸命歌っているのを見て、胸がいっぱいになりました。
卒園児の歌はもちろん、在園児から歌のプレゼントもあり、小さな姿で全力で歌う子供達の姿を見て、
やっぱり歌はすばらしい、と思った瞬間でした。

そして、スギ花粉の季節もピークを迎えていますね。
あまり声を出したくない気持ちになりますが、そんな時にこそ分かる部分もたくさんあります。
調子の良いときも悪いときも、まるごと自分のノドなので、
受け入れながらボイストレーニングをし、整えていくと、イライラしたり悔しい気持ちが少し和らぐかもしれません。
自分のノドを楽器だと思うようにすると、ボイトレがうまくいかない日も、客観的に見ることができます。

調子が良くない時のボイトレも、決して無駄ではありませんよ。
コツコツ続けていきましょう!

 

 

 

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チェストボイス・地声の実例

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール
ボイストレーナーのフルカワです。

今回は、【チェストボイス・地声の実例】というお話です。

先週に引き続いての内容となります。様々な具体例(動画)を挙げて検証していきたいと思います。ここで挙げる動画は全てライブ音源です。チェストボイスや地声を巧みに使っているボーカリストの歌を挙げてみました。

観ていただく前に注意していただきたいポイントがあります。それは、この動画の全てに当てはまることなのですが、歌っているボーカリストがチェストボイスや地声を全編で使い続けているわけではないという点です。時に裏声を混ぜてみたり、この講座でも後々解説することが予定されているハーフトーンボイスが使われていたりと、様々です。それぞれの動画の聴きどころも書いていきますので、楽しみながら見ていただければと思います。

まずは男性ボーカルから。地声で歌うボーカルと聞いて私が個人的に真っ先に思いついたのが、ご存知 Freddie Mercury です。特にサビの直前からサビにかけてが地声です。無理なく無駄なく、それでいて力強い。素晴らしい発声だと思います。サビでは裏声も使っていますし、しゃべっているような箇所もありますが、とにかく前へ前へ突き抜けるような声ですね。

Queen – We Are The Champions
https://www.youtube.com/watch?v=hSTivVclQQ0

次に Billy Preston の1975年のライブ動画です。イントロがとても有名な曲なので、耳にしたことのある方も多いんじゃないかなと思います。疾走感あふれる演奏に負けないド迫力の声。特にホーンセクションにも存在感で引けを取らない地声が聴きどころです。終始ハイテンションで、聞いているこちらも思わず身体が動きます。

Billy Preston – Nothing From Nothing
https://www.youtube.com/watch?v=VZjb4PCHUZ8

続いては比較的新しめの楽曲から。Aloe Blacc の2013年の楽曲です。世界的なDJである Avicii との共作のバージョンもよく知られているので、ご存知の方も多いと思います。このライブバージョンではアコースティックギターを中心としたシンプルなサウンドの中に、落ち着いた低めの伸びやかな声が響きます。間奏や最後のサビの後のとても力強いロングトーンが心地良いです。

Aloe Blacc – Wake Me Up
https://www.youtube.com/watch?v=Fwl1qcJ-Uqg

最後に大御所二人のデュエットです。三大テノールの一人 Luciano Pavarotti と、ソウルレジェンド James Brown という異色の組み合わせ。前者はクラシックのチェストボイス(胸声)で後者はポップスの地声と発声法の違いはありますが、そんなの関係なく非常に素晴らしいです。ある種参考にならないくらいの圧倒的なパフォーマンスなので、耳の肥やしにしていただければと思います・・・。

Luciano Pavarotti ft. James Brown – It’s man’s world
https://www.youtube.com/watch?v=fuPtoVfCbao

そして女性ボーカル。まずは Christina Aguilera です。Leon Russell の名曲を大御所ジャズピアニストの Harbie Hancock と共にカバーしています。歌い出しから分かりやすく力強い声を出していますね。なかなかこの感じを出せる女性ボーカルは少ないのかなと思います。ジャズというとても自由な音楽の中で、しなやかで、それでいて力強く響く歌声が聴きどころですね。

Harbie Hancock ft. Christina Aguilera – A Song For You
https://www.youtube.com/watch?v=ss-m51IHNGk

続いては Dionne Warwick の1983年のライブ動画です。この楽曲は Bobby Caldwell のカバーになるのですが、アレンジはもちろん、パワフルでダイナミックな歌声に圧倒されます。安定感抜群の地声ですが、あの We Are The World にも参加してたり、Whitney Houston の従姉妹にあたる人だったり、息子さんとのデュエット音源も素晴らしかったりします。関連する他の動画もチェックしていただければと思います。

Dionne Warwick – What You Won’t Do For Love
https://www.youtube.com/watch?v=Hy1cmw6Pz-g

そして Whitney Houston です。数ある名曲の中で、ここは私が個人的に大好きな曲を選曲しました。ストレートに抜けていく声だったり、ところどころ”がなって”いる部分があったり、優しいハーフトーンボイスやファルセットを効果的に織り交ぜて抑揚をつけてくるあたり、スタンディングオベーションも納得です。特にBメロにあたる部分や、サビの後半のハイトーンが聴きどころですね。

Whitney Houston – The Greatest Love Of All 
https://www.youtube.com/watch?v=XMqqC8hCGVM

女性ボーカルの最後もデュエットなんですが、こちらは男女のデュエットです。ジャズのスタンダード Summertime を Jill Scot と George Benson がソウルフルに歌い上げています。途中でスキャットのセクションを挟む三部構成となっていますが、スキャットからのテンションの上がりっぷりは最高ですね。George Benson はギタリストでもあるので、メロディーラインの崩し方がギターソロっぽくなっているあたりも聴きどころです。

Jill Scott & George Benson – Summertime
https://www.youtube.com/watch?v=p9siKWoQShE

いかがだったでしょうか。全てのボーカルに共通して言えるのが、最初の Freddie Mercury の部分にも書いたように、無理なく無駄なく、それでいて力強い発声だということです。ここに挙げた動画のボーカリストの歌い方を真似して歌ってみることにトライされる際には、くれぐれも頑張り過ぎにだけは注意してくださいね。

それでは!今日も良いボイトレを!

講師コメント 2017/3/13更新

M&N Bit Of Soundボイストレーニングスクールでレッスンをするボイストレーナーのコメントを紹介。
随時更新していきます。

 講 師 か ら コ メ ン ト 

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのひとみです。戸田仁美先生の写真

3月になり、少しずつ暖かくなってきましたが、花粉飛び交う東京・吉祥寺です…
朝晩で気温もアップダウンが激しいので、まだまだ冬の上着が手放せませんね。
ここのところ、ひどい喉風邪をひいてしまった!という生徒さんが多くいらっしゃいました。
みなさんもどうぞお気をつけください。

最近、私はふと思い立ち、股関節まわりのストレッチを頑張っているのですが、
毎日お風呂上がりに続けているうちに、固かった関節が少しずつ動くようになってきました。
筋肉が徐々に伸びてくるのを感じます。
まだまだイテテ…とはなるんですけども…ハマると長いので、こうなったらベターッと開脚を目指してみようと思っています!

ボイストレーニングも筋トレやストレッチと同じく、伸ばすこと、締めること(収縮)、ゆるめることを何度も繰り返して、
声帯周辺の筋肉の機能を高めていくものです。
レッスンでは、毎回できる範囲でコツをお伝えしたり、フォームのチェックも行いますが、
感覚を忘れないうちにご自身で是非繰り返して頂きたいなと思います。
ひとつひとつのエクササイズを丁寧に、集中して行うことで、色んなことに気付けるようになります。

練習の仕方や、疑問に思ったことなど、レッスンの時にお気軽にお伝えくださいね。
今月も楽しくボイトレしましょう!

 

 

 

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講師コメント 2017/3/6更新

M&N Bit Of Soundボイストレーニングスクールでレッスンをするボイストレーナーのコメントを紹介。
随時更新していきます。

 講 師 か ら コ メ ン ト 

こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのけいこです。小林桂尉子先生の写真

3月に入りましたね。春一番が吹いてからは、なんとなく、明るい色の服を着たりして、
冬物からサヨナラしたい気分ですが、ここ東京、吉祥寺の街を見渡してみても、
まだまだダウンコートを着ている方、多く見かけます。
夜は冷え込みますので、重ね着などして寒暖差に備えてくださいね。

今はインフルエンザB型が流行っているようです。
熱があまり出ないらしい。。皆さん気をつけつけましょう。

鼻が詰まったり、喉が痛かったり、そんな時にボイトレするのは辛いですよね。
無理して悪化してしまう方も多いようです。焦らず、治すことをまず先に考えましょう。
そして、体調が良くても練習につまづき、喉が辛くなってしまう方もいらっしゃるようです。
そんな時は、ゆっくり丁寧に正しく、ボイストレーニングを重ねてみましょう。
丁寧にゆっくりすることは、色々と発見がありますよ。

先月、グラミー賞がありました。
私はWOWOWに加入しているのに、見逃してしまいました!
そして先週はアカデミー賞、録画できました。やったー!
今年は誰が演奏するのか、それも楽しみの一つです。
スティングのパフォーマンス、素敵でした。
さぁ!今日もボイトレをして歌の練習に励みたいと思います。

皆さんも、楽しく丁寧にコツコツとボイストレーニング一緒に頑張りましょう。

 

 

 

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