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Archives for : 8月2018

歌う時の呼吸法、腹式呼吸

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の小林桂尉子先生
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのけいこです。

今回は、「歌う時の呼吸法、腹式呼吸」についてのお話です。

初めて歌を歌う方にとっては、どうやったらいいのか悩むようです。一般的に、男性は普段から腹式呼吸だと言われてますが、寝ている時は、男性も女性も、腹式呼吸です。仰向けに寝てみて、確認してみてはどうでしょう。息を吸った時にお腹が膨らみ、吐いた時にお腹が元に戻るのがわかると思います。でも、起き上がると上手く出来ない方もいるようです。そんな時は、胸に手を当て、胸を動かさないように呼吸してみてください。解りやすいと思います。

クラシックの声楽や、芝居、声優等の勉強してきた方は、特に腹式呼吸の訓練をすると思うので、得意な方が多いようです。

ここで、具体的な歌う時の方法ですが、まず、みぞおちに手を当て、横腹(ウエスト辺り)に手を当て、ギューと押してみてください。そして、その手を押し返すように息を吸い、吸気呼気を何度か繰り返しましょう。この時、肩が上がらないように気をつけます。次に、息を吸った後、リップロールをしてみてください。下腹部(丹田)が緊張するような、力が入ります。その時は息を吸ったままのお腹の状態がキープされます。つまり、歌う時はこの状態をなるべく維持しながら歌っていくのが、理想的です。最初は、かなり疲れるようですが、日々コツコツと続けてみてください。そのうち、身についていけたらベストです。

腹筋はした方が良いですか?という質問がよくありますが、した方が良いと思います。でも、お腹が割れる程の筋トレは必要ありません。適度な腹筋運動は、歌う時にお腹を使う感じがわかり易くなるので、良いと思います。

当スクールでは、最初に腹式呼吸の説明をしますが、毎回そこに集中したレッスンはあまりしません。なぜなら、お腹(下半身)を意識し過ぎて、声帯の位置がずれやすいからです。クラシック(声楽)のレッスンは、喉を開けて(引いて)大きく呼吸する訓練をしますが、それに近い状態になってしまいます。ポップス系の場合は、息を吸った後に、正しい声帯の位置でリップロールをすることが、大切です。つまり、鳴らし方が良ければ、自然とお腹を使い、自然と腹式呼吸につながります。上手く鳴らせない時は、声帯の位置がズレている場合が多いです。体が疲れている時もコントロールしづらいと思います。正しい呼吸と声帯の位置で、リップロールから、裏声、表声、ハーフトーンと練習ができたらよいでしょう。

自由に息のコントロールができるようになると、もっともっと、、と欲が出て来て、歌うことが今よりも楽しくなると思います。そして、良いボーカリストを沢山聴いて、表現の幅が広がると良いですね。

今日も、ボイトレ頑張りましょう!

リズム感を良くするコツと練習法

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の小瀬川祐美先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆみです。

今回は、『リズム感を良くするコツと練習法』についてお話ししようと思います。

これは、生徒さんからのご相談としてもよく聞かれますし、レッスンをする中で「さらに歌を良くするために」と、私からのアドバイスとしてもよくお話しさせていただくことでもあります。リズムについての詳しいお話は、以前フルカワ先生のボイストレーニング講座で、【テンポとリズム】や【聴くことの重要性】でも詳しくお話されていますので、そちらもご覧になってみていただき、さらに参考になれば、と思います。

まず最初に

ポップスの音楽は

・リズム
・メロディ
・ハーモ二ー

の3つの要素からなっています。
ボイストレーニングをする上で、歌はメロディとしての役割を担うことがほとんどですが、実際の音楽、楽曲としてはこの3つの要素が気持ち良く組み合わさることで1曲としての完成度も高まります。トレーニングでナチュラルな鳴らし方やコントロールできうる喉ができてきたら、この3つの要素を意識することで、歌はさらに良くなります。私自身はメロディを歌う上でリズム良く歌うということはかなり重要な要素だと思っています。

リズム感を良くするコツとしては、まず、聴く。ということです。楽曲の中でそれぞれのパートがそれぞれの役割を担っていますが、リズムを担っている楽器として、まず1番わかりやすいのが「ドラム」です。「ドラム」という楽器を実際触ったことのない方もいらっしゃるかもしれませんが、大まかなパーツとして、足元にある1番大きな太鼓を「バスドラム」手前にある薄平たい太鼓を「スネアドラム」左足で開閉を操作しながら上下に動くシンバルを「ハイハットシンバル」といい、この3つで基本のリズムを作っています。DTMのように打ち込みの場合も名称はほぼ同じです。

簡単に言ってしまうと、他のパートはドラムが作ってくれるリズムに合わせればいい。どのパートでもドラムが作るリズムに合っていないと「ずれてるよ」ということになるので、歌も同じです。まずはドラムに合わせて歌えば大丈夫です。上の3つの音をよく聴き、歌詞やメロディをその音に合わせて声を置く。という感じでドラムに合わせて歌う練習をしてみてください。繰り返して練習しているとリズム感良く歌えるようになってきます。

レッスンの初期は、歌ってしまうと他の楽器の音を聞きづらくなってしまう場合もありますが、その場合は、練習曲のカラオケ音源を、歌わずに聴く練習をするのをオススメします。ドラムの音に集中して聴く練習です。慣れてくると歌っていても自然と耳に入ってくるようになります。電車の中など声を出せないような場所でも、聴く練習はできますので是非やってみてください。

どの楽曲でも、まずはドラムを良く聞いてみる。そしてそこに合わせて歌ってみる。この習慣があると、どの楽曲でもアレンジでも対応できるようになりますし、そしてさらに、ドラムの音が無いアレンジの時や、アカペラのように自分でリズムを作ったりキープしたする時もリズム良く歌えるようになります。

リズムのいい歌はかっこいいです!気持ちのいいアップテンポでも、心地のよいバラードでも、リズムのしっかり立ったかっこいい歌を歌ってください♪

発声する時の息の混ぜ方について

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の古川淳一先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのフルカワです。

今回は【発声する時の息の混ぜ方について】というお話です。

人間が声を出す時には声帯を震わせているわけですが、何がその声帯を震わせているのかというと、それは肺から上がってくる呼気(=体外に吐き出そうとする空気)になります。この呼気の量や勢いをコントロールしやすくなるというのが、発声練習の時や歌う時に腹式呼吸をすることの大きなメリットの一つとなる、というのは以前にも話した通りですね。そんな発声をしている時に、声に息が混ざってくる場合があります。意図的に混ぜようとしたり、意図せず混ざってしまうこともあるかもしれません。「ウィスパーボイス」なんて言葉はよく聞きますし、ハーフトーンボイスの練習では「息声」という発声法を使います。「ハスキーボイス」や「息漏れ」なんて言葉を使うこともあるように、ただただ声帯を震わせる(鳴らす)だけではなく、そこに混ざってくる息をどうコントロールするのかも、発声練習や実際に楽曲を歌う上でとても大事なポイントになりますので、今回はそこのところを深く掘り下げてお話しようと思います。

声を分析するやり方は色々ありますが、今回は息の混ざり具合がテーマですので、その息の混ざり具合が多いのか少ないのか、そして、音量(声量)が大きいのか小さいのか、の二つに絞って考えてみます。それぞれを組み合わせてみると、

①息の混ざり方が多くて、音が小さい。
②息の混ざり方が少なくて、音が小さい。
③息の混ざり方が少なくて、音が大きい。
(④息の混ざり方が多くて、音が大きい。)

の四つに分類することができます。①はウィスパーボイスや息声、裏声などの、空気感のある少し弱々しい声ですね。②はハーフトーンボイスなどの、力強くはないけれども芯のある声。③は表の声などの固くて力強い声になります。(④は一部シャウトやデスボイスなどが含まれることがありますが、発声練習では一般的にあまり使われることがないので括弧書きとしました。)

私たちボーカリストはこれらを、意識的に、もしくは無意識的に、行ったり来たり移り変わっていきながら、発声練習したり歌ったりしています。ボイストレーニングにおいても、力強い声を出そうとする前に裏声などでウォームアップしますし、ハーフトーンボイスにスムーズに移行するべく、最初に息声を丁寧に鳴らしていったりします。実際に歌ってる時も、音量(声量)の調節をするだけでなく、息の混ざり方を変えて声質を変えることで歌声に様々な表情を付け、表現力を豊かにすることも出来たりします。また、子音の発音によっても息の混ざり方が変わります。sやhなどの子音は息を含ませやすく、mやbなどの子音では唇を閉じたり、dやgの子音では口の中で息を止めるので、息の流れが変わってきます。これはさらに喋り方の癖などでも個人差が出るので、それがそのまま個性として現れてくるのが、誰かの楽曲を歌うことや色んな楽曲を聴く事の面白さに繋がってきます。

それでは、果たして自分自身はどんな息の混ぜ方をしながら発声練習したり楽曲を歌ったりしているのか?を客観的に分析してみることが大事です。トレーナーに意見を求めるのも良いと思いますし、録音して分析するのもどしどしやっていただければと思います。どんな混ざり具合の時が最も良い感じに歌えてるのか、を試すのも良いでしょうし、逆に、歌いやすい楽曲を歌っている時の息の混ざり方がどうなのかを後々分析してみるのも良いと思います。自分の好きなボーカリストさんがどういう風に混ざり具合のコントロールをしてるのかを真似してみて、そこで得られた何かを他に応用していったりするのも、きっと良い練習になると思います。声帯を締める筋肉を鍛える「ネィ」のトレーニングなども行いつつ、腹式呼吸をしっかりと意識しながら、色々試してみてくださいね!

 

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ハーフトーンボイスについて

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師のRIHIRO先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのリヒロです。

今日は「ハーフトーンボイス」について、みなさんの参考になればと思い、少し書きたいと思います。

まず、日本でポピュラーな同じ出し方の呼び方を、ミックスボイス、ミドルボイスなどと言ったりもしますが、ここでは一応、ハーフトーンボイスで統一します。

人間は大きく分けると、3種類の声の出し方が出来ます。表の声(チェストボイス、地声、ストレートボイス)、裏声(ファルセット、ヘッドボイス)それともう一つ、表と裏のちょうど真ん中の鳴らし方、ハーフトーンボイス(ミックスボイス、ミドルボイス)のこの3種類です。今日はそのハーフトーンボイスについて、具体的な例を挙げて説明したいと思います。

まず、ハーフトーンで歌う代表的なシンガーを、具体的に挙げてみましょう。マイケル・ジャクソンジャネット・ジャクソン、ノラ・ジョーンズ、ブルーノ・マーズ、エド・シーラン、比較的倍音の少ない、綺麗な透明感のあるハーフトーンで歌うシンガーと、ロック系の倍音を多く鳴らす、少しシャウトの入ったロッド・スチュワート、スティング、ブライアン・アダムス、ドン・ヘンリー、スティーブ・ペリー、R&Bのレイ・チャールズ、サム・クックなど多くの素晴らしいシンガーが、ハーフトーンを多く使って歌っているシンガーです。ハーフトーンボイスのトレーニングするのにすごく参考になるので、ちょっと聴いてみるといいと思います。

ハーフトーンの鳴らし方は、一般的には表の声と裏声の境目と鳴らしながら、ハーフトーンの鳴らし方を覚えていくやり方をやる方法が多いと思うのですが、そのやり方だとうまくいかない人の方が僕は多いと思います。そこでつまずいて諦めた人の話もよく聞きます。当スクールでは、ハーフトーンのトレーニングは、ウィスパーボイス~ハーフトーンに自然に変えていくやり方をとっています。その方が、自然にハーフトーンの鳴らし方に導きやすく、表の声から裏声の間にもっていくやり方で出来なかった人も、このやり方でやると、ハーフトーンの鳴らし方が分かりやすいと思うので、是非試してみてください。

ハーフトーンボイスは、ポップス、ロック、ボサノバ、ジャズ、R&Bにすごく適した鳴らし方なので、クラシック型のミックスボイスとは全く違うので、正しいポップス型のハーフトーンボイスをマスターしてください。

歌の表現がまた一つ広がると思います。歌うのがもっと楽しくなるはずです。表の声、裏声、ハーフトーンボイスこの3つの声を自由に使いこなすシンガーを目指し頑張ってください。僕らもベストをつくしサポートします。

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リップロールの基礎・腹式呼吸

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の篠遠恵美先生
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのめぐみです。

今回は、リップロールについてお話ししたいと思います。

いまレッスン受けている方はご存知かと思いますが、発声練習の時、腹式呼吸の確認などした後は、まずリップロールからレッスン始めると思います。リップロールとは、唇をプルプルプルプル震わせる練習です。なぜやるかというと、一定の空気を吐く練習のためです。歌が上手い人は、一定に息を吐けるのです。リップロールは一定の息が吐けないとプルプルが止まってしまうので分かりやすいからやります。もう一つのやる理由は、声帯のリラックス効果があるからです。アーティストのメイキング映像などで、リハーサル合間にリップロールやる姿を見たことはありませんか。ただ一定にプルプルする人や音階に合わせてプルプルする人。歌う前や発声の合間はやはりリップロールこまめにやると良いと思います。たまにレッスンで、リップロール苦手な方がいます。出来ない理由は、大抵、ほっぺに空気が入ってしまっているか、唇に力が入ってしまっているからです。そういう時は、人差し指を両指たてて、唇を下から支えてみてください。そうすると唇に力が入りにくく、ほっぺに空気が入りにくく、リップロールがすぐ出来る人が多いです。後は腹式呼吸を意識しながら正しく一定の息が吐けたらリップロールは続けて長く出来るはずです。まずは5秒。次は10秒。そういった感じで細く長く裏声でまずリップロール出来ると良いですね。その後は音階に合わせて練習してみましょう。そうして最終的には、リップロールもナチュラルな声帯の位置で前に抜けるように鳴らしましょう。これに関しては、レッスンで正しい位置で鳴ってるかトレーナーに見てもらいましょう。

実は私も昔、リップロール長く続けて出来ませんでした。3秒ぐらいしか続きませんでした。ですが1日5分でも練習すれば一週間くらいですぐ出来るようになりました。リップロールは人前でやるものでもないので、指使って出来れば何も問題ないと思います。出来ない人がいれば、やはり声帯のリラックス効果もあるので出来ると得なので、ぜひ苦手な方は試してみてください。慣れてきたら指の支えなしでもやってみてくださいね。

毎日練習続けてる方、たまに息詰まってしまう時もあるかと思いますが、楽しくなれば何も続かないので、楽しく歌っていきましょう。毎日暑い日が続きますが、体調には気をつけて素敵な一日をお過ごしください。

 

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