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Archives for : 11月2018

ボイストレーニングを続けることで起きる変化

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の山田由紀先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆきです。

今回はボイストレーニングを続けることで起きる変化についてお話していこうと思います。

ボイストレーニングを続けていくと、色々なことが変化していきます。この変化は本当に個人差があり、感覚もそれぞれだと思いますが、私がレッスンをしていく中で感じたことや、自分の体験などからお話していきたいと思います。ご自分の変化と比べたり、参考にしていただけると嬉しいです。

まず、自分の声の聞こえ方が変わってきます。クラッシック型の鳴らし方をしていると、どうしても声が体の中の空洞に共鳴している割合が多いので、自分の中から声が聞こえていたり、自分に響いている感覚があります。ビットオブサウンドのボイストレーニングを続けることで、ポップス型の鳴らし方に少しずつ変化していくと、声が身体に共鳴する量が減ってくるので、だんだん自分の声が前に出てきて、外から聞こえる感覚になります。外からというのは、口から出た自分の声が外から聞こえるような感じです。

次に、外に出てくる音も変化してきます。ボイトレを始めたら、周りの人達に声が変わったと言われる方も多いと思います。ノドに力を入れて声を出していると、外に出てくる音が少し硬い、つまったような音になります。それが、力みが取れてくると空気が自然に通ることで、柔らかくスッと入ってくるような音に変わってきます。また、高音についても、声帯をしめながらならす音(ポップス型)と、声帯を引っ張りながらならす音(クラシック型)は違います。声帯を引っ張りながら鳴らすのは、ギターでいうチョーキングしている状態です。

体感としてノドの力が抜けると、もちろん楽になってきます。そのまま続けていると、「声を出している」感覚から「声を鳴らしている」感覚になってきます。ノド(声帯)に空気を通すことで音が勝手に鳴っているような感じです。

あとは、声のならし方が良くなってきて負担が減ったのか、風邪をひくと必ずノドをやられてたのが、なくなってきたというような話も聞きます。

このように、いくつかの例を書かせていただきました。まだボイストレーニングをしたことがない方や、始めたばかりの方はよく分からない感覚だと思いますし、長くボイストレーニングを続けている方は、似たような変化があるかもしれません。

よく生徒さんとお話するのが、出し方が良い方向に変わっていくと、昔出していた出し方が分からなくなるよね、ということです。以前は歌うときノドが辛かったけど、どういう風に鳴らしていたか思い出せなくなってきますよ。また、自分ではこれが良い変化か悪い変化か分からないようなこともあると思いますが、変化していくことが次へのステップになりますし、その積み重ねが自分の本来の自然な声につながっていきます。その変化を良い方向に導くのがボイストレーナーですので、迷ったときには、ぜひレッスンの時に相談してみてくださいね。その他に鳴らし方以外には、ボイトレをした日はよく眠れるとか、お腹がすく、など声を出すのは体力をつかうようです。私もレッスンをするとお腹が空きます(笑)

皆さんもボイトレ後の変化を探してみてください。日々の変化を楽しみながら、コツコツとボイストレーニングしていきましょう!

【関連するボイトレ講座】

反復練習の重要性

反復練習の重要性その2

本番前の発声練習について

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の小林桂尉子先生
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのけいこです。

今回は、本番前の発声練習についてお話ししてみたいと思います。

ライブ・コンサート、舞台、レコーディング、オーディション等の前に、声を出したいけど、何をしたらよいですか?という質問がよくあります。
いつも、レッスンで行うボイストレーニングは、40分~50分ぐらいだと思いますが、全部は時間がかかって出来ない…..または、やり過ぎて本番喉の調子が悪くなったので、どうしたらよいかわからない…..なんて思う方もいるようです。でも、日々練習をしていないと、急に本番があると困りますよね。一緒に考えてみましょう。

本番当日は、できることなら、家を出る前にいつも行っているトレーニングが全部できるとよいと思います。そして当日の声出しは、ナチュラルな位置で鳴らせるように、日々の練習が大切です。以前のボイストレーニング講座「初心者の方が自宅でできるトレー二ング」や、「普段の練習の仕方」も参考にしてみてください。日々の練習は、ただトレーニングを重ねるのではなく、正しく丁寧に行うことを心がけて欲しいです。そして1人でやっていると、わからなくなってしまう…..という声もよく聞きます。その為に、月2回、4回のボイストレーニングで、担当トレーナーに確認することを繰り返し、反復練習を続けること。なかなか地味な作業ですが、焦らずコツコツです。これが大事!良い歌が歌えるようになる為の、一番の近道だと思います。

家で声を出したとしても、ライブコンサートや舞台等はもちろん、その他色々と待ち時間もあり…..ここで本番前の声出しです。その時はリップロールから、低音、高音、裏声、軽くハミングや、ア・エ・イ・オ・ウの表声や、高めの音程の裏声から低めの音程まで出してみたり、その日に歌う一番高い音程をハミングから裏声に繋げて出してみるのも良いと思います。つまり、低い音程と、高い音程を出すことで、バランス良く声が出ると思います。「やり過ぎないように」、リップロールから始めて、「軽く」声を出すことが大事です。

そしてベストなコンディションで望めるよう、体調管理をしてください。身体の調子が悪いと声も思うように出ないですよね。不摂生には気をつけて、睡眠、栄養バランスのよい食事、休養も必要です。そして、本番前日にはリラックスできるようなことができると良いですね。とは言っても、なかなか忙しくてリラックスする暇もない方、いらっしゃると思いますが…..。
本番に向けての生活スタイルが出来てしまうのが理想的です。プロの楽器演奏者が、日々の練習をかかさないように、ボーカリストも、定期的に本番がある方は、生活の中に、ボイストレーニングを取り入れてみることオススメします。

これから年末にかけて、イベントが多くなってくると思います。楽しく、ベストが尽くせるよう、充実した毎日を過ごしてください。皆さんのサポート頑張ります!

絶対音感と相対音感の違いと歌う上でのポイント

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の小瀬川祐美先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆみです。

今回は、前回の私の回「ピッチ、音程を良くするためのポイントと練習方法」の時に軽く触れましたが、音程を良くするコツの理解をもう一歩すすめて、絶対音感と相対音感の違いと歌う上でのポイント。のお話です。

そもそも、絶対音感、相対音感とは、、絶対音感(ぜったいおんかん、英語:Absolute pitch)は、ある音(純音および楽音)を単独に聴いたときに、その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力である。*絶対音感 -Wikipediaより*簡単に言うと、ポーンと音が鳴った時に、この音は絶対にこれはラ!と言える。のが絶対音感です。(簡単かな?)
一方、相対音感(そうたいおんかん、英語: relative pitch)は、基準となる音(純音および楽音)との相対的な音程によって音の高さを識別する能力である。*相対音感 -Wikipediaより*簡単にいうと、一音だけで判断するのではなく、他の音との対比によって音程を判断する。(簡単かな?)という事でしょうか。
一般的には、絶対音感は幼少期からのトレーニングにより養われる能力ですが、相対音感は年齢に関係なくトレーニング次第で向上される能力と言われています。

例えば、何も考えず、ただ童謡の「ぞうさん」を歌ってみてください。♪ぞーうさんぞーうさん♪のスタートの「ぞ」の音は皆さんが同じ音で歌っているでしょうか?高い音から始める人、低い音からはじめる人それぞれだったりしませんか?スタートの音が違っていても、皆さんが思い浮かべて鼻歌のように唄えるぞうさんですが、そしてどの人が歌っている「ぞうさん」も同じ「ぞうさん」という楽曲に聴こえると思います。どうでしょう。相対音感によって音程は違えど同じメロディラインに聞こえます。
更には、これが一番身近に感じやすくわかりやすいかも知れませんが、皆さんカラオケ屋さんに行った時、#♭マークを使ってキーを上げ下げした経験が一度はあるのではないかと思います。正にそれが、キーを動かしてもメロディラインは変わらない。相対音感を使っている。ということになります。
他の音、演奏や楽器の音を聞いて、それに合った音程で歌う。それが歌う上での相対音感の使い方です。前回私の回で書いた、楽譜が読めなくても演奏に合わせて歌えば良い。というのはここから来ています。

ポップスの発声は、クラッシックの発声と違い声区というのがないため、低音も高音も、表の声も裏声もハーフトーンも全て自分の声帯のコントロールで鳴らしていき、その選択は自由です。そのため、もちろん原キーで歌えるコントロール能力も大切ではありますが、「自分の声帯」で「自分の声」が一番良く聞こえるキーで歌う。というのも素晴らしい選択だと私は思っています。
キーを変えて歌う場合、絶対音感で歌ってしまうと、「ド」の音を「ミ」からスタートしたりするため、気持ち悪く感じてしまう場合があります。相対音感で歌えば、「ミ」から始まるそのメロディをそのまま歌えば良いので、気持ち良く歌うことが出来ます。
音楽をやる上で絶対音感がある。ということはとても魅力的なことだとは思いますが、歌を歌う上では相対音感があればいいのではないか。と思います。歌う上での相対音感。ぜひ高めていって欲しいと思います!