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【クラシック型とポップス型の声帯の使い方】

こんにちは。東京・吉祥寺M&N Bit Of Soundボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆきです。東京のボイストレーニングスクールM&N Bit Of Sound講師の山田由紀先生

今日はクラシック型とポップス型の声帯の使い方についてお話したいと思います。

その前に、声帯の作りについて簡単に説明をしますね。声帯は喉仏側に甲状軟骨、反対側に披裂軟骨があり、粘膜と筋肉で構成されています。息を吸う時は披裂軟骨が左右に開いて声門が開きます。声を出す時には声門が閉じるので空気によって声帯が振動して音が出ます。

そして、歌を歌うためには音程を上下する必要がありますが、その場合、クラシック型では声帯の長さは変えずに声帯を引っ張ったり緩めたりして、張り具合を変えて音程を作ります。ギターで言うとチューニングしている状態になります。

では、ポップス型の場合どうするかと言うと、声帯の震える長さを変えて音程を作ります。具体的には音が低い=声帯が長い状態、音程が高い=声帯が短い状態となります。ギターで言うと演奏している(弦を押さえている)状態です。押さえる場所によって弦の長さが変わると音程も変わる状態です。

このように、クラシック型とポップス型では声帯の扱い方が全く違います。ビットオブサウンドのトレーニングでは、ポップス型の正しい声帯の使い方を、皆さんの声を確認しながら作り上げていきます。

自分の声の音色や、声を出している時の感覚に意識を向けながら、変化を楽しんでトレーニングしてくださいね。

 

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