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Archives for : 7月2018

初心者の方が自宅で出来るトレーニング

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の山田由紀先生
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆきです。

今回は、初心者の方が自宅で出来るトレーニングについてお話をしようと思います。

長くボイストレーニングを受けていると、少しずつ家でのトレーニングを習慣に出来ている方もいらっしゃると思います。でも、ボイストレーニングを始めたばかりの方には、「家で何を出来るのか?」「ボイトレ習いに行ってるのに、普段もしないといけないの?」など、色んな思いがあると思います。ボイストレーニングはスポーツと同じ様に筋肉を使ったり、声を出すときの感覚が重要なので、やればやるほど効果が出るものです。一番いいのは、ガッツリとボイストレーニングの時間をとり、集中して取り組むことですが、普段そんな時間をとれる方はごく一部だと思いますので、少しずつでも生活の中に取り入れていき、ボイストレーニングのハードルを下げて声を出すことが楽しくなっていけば、少しでも効果が実感できるのではないかと思います。

まず、朝のリップロールをしてみてください。一日の中で本格的に声を出す前にリップロールをすることで、朝のウォーミングアップになります。そしてリップロールに慣れてきたら、とにかくながらリップロールをオススメします。やはりどうしても声を出すときにノドが緊張する方がほとんどなので、リラックスすることをノドに覚えてもらうことが大切です。お風呂に入りながら、料理を作りながら、散歩しながら、自転車に乗りながら…などどこでもできますよ。音程は、初めは鳴らしやすい高さで。慣れてきたら、高音~低音~高音~低音を交互に出してみてください。途中で空気が足りるにも関わらず、リップロールが止まってしまうようでしたら、声帯の位置がずれている可能性があります。また、音楽を聴きながら曲に合わせてリップロールで歌ってみるのもおもしろいです。

次に、ハミングです。ほとんどの方が鳴らし方が分からず戸惑う部分だと思います。感覚をつかめれば必ずできますので、あきらめずにチャレンジしてくださいね。まだ鳴らし方が分からないうちは、どこでも出来ます。音程は一番楽な高さで大丈夫です。色々な方法で「ンー、ンー」とやりながら、自然な場所をさがしましょう。だんだん鳴らし方が分かってくると、結構うるさいので、注意してくださいね。

初めは、「意識をしながら声を出す」ことが大切です。無理をせずに、楽しみながらすすめてください。レッスンに慣れてくると、トレーニングの内容なども増えてきますので、その都度チャレンジしてみてください。ボイストレーナーにも相談してみると、その方のノドの状態や環境に合った、自宅で出来るトレーニングのアドバイスも受けられると思いますので、相談してみてくださいね!

裏声が苦手な方の改善方法

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の小林桂尉子先生
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのけいこです。

今回は、少し具体的な例を挙げながら、裏声の出し方について考えてみたいと思います。

生徒さんからの、多くある質問の一つとして、裏声がうまく出せない、どうやったら出ますか?という悩みです。全く裏声が鳴らなかったり、パワフルな表声が出せる方は、裏声が苦手だったり、クラシック(合唱)を勉強してきた方は、声楽的な発声の癖が強くついてポップス系の裏声を出すのが難しかったりします。思い当たる点、ありましたか?悩み解決に向けて、考えてみましょう。

出来ないことにこだわり、集中的に、ヒューヒュー、カスカスな状態の裏声を繰り返し出していく練習方法は、良い結果は得られません。何事もバランスが大切です。

まず最初に、裏声が鳴らない原因の一つとして、声帯に異常がある場合があります。耳鼻科でもやる方法ですが、口を少し開けて、舌を前に少し出して、イ~~と、声を出してみましょう。息漏れだけで、音(声)にならない場合は、なんらかの異常がある可能性があります。耳鼻科で声帯をみてもらいましょう。

声帯に異常がないのなら、大丈夫!
トレーニング開始です。
表声を、大きくパワフルに出している方は、大声をだそうと、無駄な力が入っていたり、響かせようとして、胸(身体)に声を持ってしまい、実は声帯の位置が引いていて、安定していないケースが多く、それに影響して、裏声になると小さな声になり、上手く鳴らない傾向があります。丁寧に表声を鳴らしていくことも、大事です。

クラシックの発声を勉強してきた人は、特に女性は、頭声(ヘッドボイス)を訓練するので、裏声は得意だと思いますが、あくびしたときのように喉は開いていて、声帯の位置が落ちている(引いている)状態なので、無意識に顎を引いて、目を開いて、後頭部(後ろ)を開けて、頭の方を狙って裏声を出してしまう癖がついてしまっている方が多いと思います。顎は引かないで、少し上に目線を上げ、自然な表情から声を出すよう心がけてみてください。正しくトレーニングを重ねていけば、強く息漏れの少ない裏声が出せるようになると思います。

クラシックの発声の頭声、つまり裏声なのですが、その名の通り、頭に響かせ(頭蓋骨)、その響きを前に放していく。ポップスの発声は、頭には響かせないが、頭、つまり上に感じる感覚は似ています。ただ大きな違いは、「ナチュラルな声帯の位置」だということ。色々と裏声を出すのに方法はあるとおもいますが、基本的に、リップロールで低いところから高いところまで上手く鳴らしていくことで、裏声に繋げていけたら理想的です。そして、バランスよく表声、ハーフトーンもナチュラルな声帯の位置で鳴らしていきましょう。裏声が苦手な方は、最後に出せるようになる(鳴ってくる)ケースが多いようです。

まずは、正しいリップロールのやり方を身につけてみてくださいね。とても大切です。

 

【関連するボイトレ講座】

ファルセットとヘッドボイスの違い

裏声・ファルセットの発声方法と練習方法

声量って?肺活量はたくさんいる?

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の小瀬川祐美先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆみです。

今回は、『声量って?肺活量はたくさんいる?』というお話をしようと思います。

レッスンのときたびたび、
「声量が無いんです。。」
「肺活量はあった方がいいですか?」
という相談を受けることがあります。

「声量」「肺活量」あった方がいいと思います。しかし、ここで大切なことは「使い方の良い声量や肺活量は」あった方がいい。ということです。そして、ポップス発声の場合、歌う上では抜けの良い、通りの良い声であれば、よく聞こえる声になるので、ただ大きな声である必要はあまり感じません。

そもそも、声量とは、「その人が出すことの出来る声の大きさの度合い」そして、肺活量とは、「息を吸い込んだ後に肺から吐き出せる空気量」です。
一般的には、男性・4000~5000ml
                  女性・3000~4000ml
一回の呼吸では500ml程度の空気量で呼吸をしているんだそうです。ペットボトル1本分で毎呼吸。と考えると不思議な感じですね。

呼吸は、吸う空気「吸気」と、吐く空気「呼気」から成り、声は、肺から吐き出される空気「呼気」が声帯を通過する時に起きる振動です。(ちなみに、ときより起こる「引き笑い」は「吸気」で「振動してしまった」声なので、あまり実用性はないですよね。。)

なので、単純に考えると、、「振動が大きければ声量が上がる」ということになるので、「たくさんの肺活量を持って、たくさん声帯に呼気を通せばいい」ということになりますよね。

しかし、それで、気持ちよく歌える。思い通りに歌える。ということに繋がらずに、喉や首に詰まった感じや圧迫感を感じてしまったり、力任せや、圧力をかけるだけで声量を求めるのは、声帯への負担を伴ってしまう、などのお悩みに繋がっている方も多いように思います。

そして、先ほども書きましたが、大事なのでもう1回。歌う上では抜けの良い、通りの良い声であれば、よく聞こえる声になるので、ただ大きな声である必要はあまり感じません。

最初のような相談を受けた場合、アドバイスとしてお話しするのは二点です。

・声帯に通す呼気の流し方を良くする。
大きな肺を持って、肺活量をいっぱい使っても、声帯を振動させる呼気の流し方が良くないと綺麗な振動をしてくれません。そして、大小強弱を変化させて使うことが出来ると表現に繋がりますので、自分の持つ肺活量をバランスよく歌詞やメロディーに配分することが出来れば、一般的な肺活量があればそれ以上たくさんの肺活量はなくても問題ありません。

・声帯の鳴らし方を良くする。
表声、裏声、ハーフトーンボイス、どの声を鳴らす時にも、ナチュラルな正しいポジションで鳴らせることが出来れば、たくさんの呼気で無理に振動させることなく、負担のかかりにくい響きの良い抜ける声が出せるようになります。

この二点を修正できると、お悩みの改善に繋がりますし、そのまま声帯に流す呼気の量を増やしていくことで、さらに声量を増すことができます。そしてこれには、日々のトレーニングでのコントロール能力や腹式呼吸の大切さも多いに関わってくるのですが、、さらにさらに長くなってしまうのでまたの機会にしましょう♪ 

高い声が出せるようになるための練習法

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の古川淳一先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのフルカワです。

先週から様変わりしたこのボイストレーニング講座。今回は【高い声が出せるようになるための練習法】についてのお話をしたいと思います。

レッスンの中で、生徒の皆さんから頂くご要望の中で最も多いものの一つが、音域を広げていきつつ、高いキーの歌を楽に歌えるようになりたい、というものです。

裏声に逃げてしまって、力強さが出せなくなってしまったり。力づくで無理矢理に出そうとして、すぐに疲れてしまったり。

思い当たる節のある方も多いのではないでしょうか。

そんな場合、まず私がレッスンでよく生徒さんにお話しするのが、高い声が出したいからといって、高い音域でばかり発声練習をするのはナンセンスだということです。無理して高い声を出し続けると、声帯を痛めたりするリスクも高まりますし、声帯を鳴らしていく上での悪いクセがついてしまう可能性だってあります。まずは自分が楽に歌うことができる音域で、声帯の鳴らし方の質を上げることの方を優先させましょう。そうすれば自然と高い声を出すためのきっかけも掴めるようになるはずです。

また、高い音を出すためには、声帯を締めることで空気の通り道の幅を狭くしていく必要があります。声帯を締める動きのしやすい声帯のポジション(ナチュラルな位置)を理解し、良いあんばいで力を加えていきながら、しっかりと息を通過させて声帯を鳴らしつつ、その声帯を締める動きをする筋肉を鍛えていくことも同時に求められます。

もちろん力づくで、勢いに任せて、無理矢理に高い音を出そうとしていてはいけません。無駄な力が入りにくい、変な勢いがつきにくい、かつ、負担の少ない発声法から始めなくてはいけません。となると、裏声を使ってのトレーニングが非常に有効になってきます。

裏声裏声で歌うシンガーの例)であろうが、表の声表の声で歌うシンガーの例)であろうが、ハーフトーンボイスハーフトーンで歌うシンガーの例)であろうが、声帯を締めて高い音を出す、という基本の動きはすべてにおいて同じです。その三種類の発声法で、最も高い音が出しやすく、かつ負担が少ないものが裏声ですので、裏声を使ってどんどん高い声で歌っていくことをオススメします。裏声で高い声を鳴らし慣れていくことで、表の声でもハーフトーンでも、リラックスして声帯を締めることがやりやすくなり、高い音も鳴らしやすくなるはずです。

もちろん、そんな裏声にも正しい発声法があります。いくらたくさん練習しても、間違えた発声になっていては本末転倒ですので、トレーナーにしっかり確認してもらってくださいね。